キズナイトにおけるセッションでは、参加者のひとりがGM(ゲームマスター)という役職になり、 ゲーム全体の進行を担当します。GMの役割には、シナリオの進行だけではなく、ルールの裁定役や セッションを円滑に楽しく進めていくためのファシリテーションなどが含まれます。そのため、セッションにおいてGMは必要不可欠であり、大変重要な役割なのです。とはいえ、GMは難しい役職ではありません。GMはPLと違った視点でTRPGを遊ぶことができ、GMにはGMにしかない楽しさがあります。
ここからは、キズナイトでGMをするうえでの「よりセッションを楽しくするためのコツ」や「GMをもっと楽しむために知っておくとよいこと」などについて解説していきます。
シナリオの準備
シナリオとは、セッションで使用する物語の流れ、描写、必要なデータなどが書かれている文章です。GMは、セッションを始める前に、シナリオを準備しておく必要があります。
準備するシナリオは、本サイトに掲載されているサンプルシナリオでも、 インターネット上に公開されている他人のシナリオでも、自分で作成したシナリオでもかまいません。ただし、初めてGMをする場合は、本サイトのサンプルシナリオを遊ぶことをおすすめします。
シナリオの作成
シナリオは、自分で作成することもできます。シナリオを作成する際は、サンプルシナリオの書き方を参考にしてください。
導入パートや終幕パートでは、場面の描写やNPCの台詞を記述しましょう。
探査パートでは、自分で好きなように情報項目を設定することができます。情報項目の数は、3~5くらいに留めておくと良いでしょう。
戦闘パートでは、ボスデータやモブデータを用意する必要があります。サンプルボスやサンプルモブを使用しても構いませんし、自分でボス・モブを作成しても構いません。
ルールの裁定
GMの役割のひとつとして、セッション中のルールの裁定があります。基本的に、キズナイトを遊ぶうえでは、本サイトに記載されているさまざまなルールを元に遊ぶことになります。しかし、ときには本サイトに記載されているルールだけでは対応できない場合や、オリジナルのルールを使うことでよりセッションを楽しくできる場合があります。そうした場合は、GMは『セッションに参加しているすべての参加者』が楽しむことができるよう、自由にルールを改変したり、ルールだけでは判断できない場面をプレイヤーの同意を得たうえで、自由に裁定したりすることができます。
セッションは、『参加者全員が楽しむため』に行なうものです。GMはその目的のために、言い換えれば参加者全員が楽しめるよう、ルールを変えたり、決めたりすることができるのです。
セッションの進行役
GMはセッションにおける進行役を務めます。プリプレイからメインプレイ、そしてアフタープレイまでを含めて、GMがセッションを主導し、進めていくことになります。
シナリオには、場面の描写やNPCの台詞・演出などが書かれています。GMは、シナリオを進行するうえで、これらを読み上げながら、PLに場面をイメージしてもらいます。このとき、GMは、シナリオに記載されていない内容でも、より参加者全員がセッションを楽しめるように、さまざまな描写や台詞をつけ足して読み上げてかまいません。その都度、即興で生まれるロールプレイや演出で、よりセッションを楽しくすることができるのです。
また、GMはシナリオに書かれている描写や台詞を一気にすべて読み上げないように注意しましょう。特に、GMが台詞を演出する際には、台詞ごとに一呼吸をおき、PLが反応しないか、演出をしようとするかを逐次確認しながら、ゆっくり読み上げていきましょう。
このとき、PLに「NPCはこういいますが、 あなたは何か返しますか?」、「NPCのこの行動にあなたはどう反応しますか?」など、直接PLに尋ねるのもよいでしょう。GMは、文章と台詞をただ読み上げるのではなく、物語の状況をPLと共有して、参加者全員で物語を創ろうとする意識を持つようにしましょう。
GMとPLの兼業
キズナイトでは、GMがPLを兼ねて遊ぶことができます。GMとPLを兼ねて遊ぶことで、GM1人とPL1人で【双魂】のPCたちを作成して遊んだり、ひとりでGMとPLを兼ねてソロプレイを行なったりすることも可能です。
GMがPLを兼業する場合も、GMは必ずシナリオを読んでから参加するようにしてください。もちろん、その内容をほかのPLにネタバレしてはいけません。つまり、GMはシナリオの内容を知った上でPLとして参加する形になります。ただし、ひとりでソロプレイを行なう場合には、シナリオを読まずに行なってください。
プレイ形式
セッションを行なう上で、GMはプレイ形式を「モノプレイ」と「キャンペーンプレイ」の 2 種類から選択することができます。
モノプレイ
モノプレイは、1回のセッションで物語を完結するシナリオを遊ぶプレイ形式です。TRPGのコンベンションや初対面の人たちと遊ぶ場面では、こちらのプレイ形式をおすすめします。
ただし、セッション終了後、物語の続きが思いつきそうな場合や、参加者全員が望む場合には、キャンペーンプレイに切り替えて続きのシナリオを遊ぶこともできます。
キャンペーンプレイ
キャンペーンプレイは、ストーリーに関連性のある複数のシナリオを遊ぶプレイ形式です。知人や友人同士で遊ぶカジュアルなプレイの場面では、こちらのプレイ形式をおすすめします。

